稀代の虚妄パラダイス小説、エヴゲーニイ・オネーギンを紹介させてくれ

!注意!:このブログは盛大なネタバレを含みます。普通に小説を読みたい方は注意してください。 皆さんの虚妄の源は何ですか? 漫画、映画、歌詞、純粋な妄想、色々あると思います。 私の場合は小説です。私は小説を読む時、頭の中で好きな俳優やアイドルに…

親友が好きすぎてヒトカラで名脇役20回歌った

どこにいても、何をしていたとしても、君のことばかり思い出し、おとなしく苦しんでいる。 気づくと教授が私に話しかけてきている。 ぼーっとした頭の片隅をぶん回して返事をすると、何かを褒められた。 ありがとう、さすが私の頭脳。今日も冴えてるね。それ…

真っ赤な嘘、それはゆごほくのおヘソ

必然の偶然を、人は運命と呼ぶ。 別々の場所で生まれた雲が、やがて雨となり川を流れ、海で一つに溶け合うように。 枯れた花が地に落ちて、新たな芽を養い、いずれ再び花を咲かせるように。 プラトンの「饗宴」の一節で、次のような思想が語られている。 原…

社会とは拡張された前頭葉か?ーカフカの「訴訟」を読んで

1. 集団的自我と個人的自我 動物はしばしば、個人の利益より種の利益を優先した行動を取る。というより、動物の行動はほとんど全て種の保存と繁栄を目的としていると考えられる。しかし彼らに明確な「種のため」という意識はないだろう。種の利益に与する行…

第8話 あくまでSixTONESの話をしよう

これまでなんやかんや「自分がSixTONESにハマった経緯」や「こーちの危険性」についてしか話しておらず「SixTONESの話」はしていないことに気づいた。あげく何の関係もないドストエフスキーのステマまでブチ込んでしまったので反省している。あくまでSixTONE…

番外編 ドスト担日記

今回はSixTONESとかマジ関係なく普通にドストエフスキーの話をします。ドスト担日記です。スト担として、ジャニオタとして、得るものは何もありません。興味がある方・ガチで暇な方のみお読みください。 注) 筆者は文学を専門に勉強したことなど一度もなくロ…

第7話 【閲覧注意】脱法コンビ"ゆごじぇ"の実態がヤバい!?

※センシティブな内容を含みます。心臓の悪い方・髙地またはジェシーに落ちている方は読む前に医師に相談してください。 あなたは"ゆごじぇ"というワードを耳にしたことがあるだろうか。ゆごじぇとは髙地優吾さんとジェシーさんのコンビ名である。しかしこれ…

第6話 リアコ被害にあわないために【髙地版】

1. 目的 本ブログ第5話の掲載後、多くの有識者から「髙地にハマったらもう抜け出せない」との指摘があった。しかし私は「まあ言ってることは分かるが自分は大丈夫」等と言い余裕の構えを崩さず、一切対策を講じなかった。 その結果私のリアコーチ※は恋(現実)…

第5話 【大切なお知らせ】

疫病と差別とデマが春風に舞う今日この頃、ヲタクの皆様におかれましては益々ご衰弱のことと存じます。この度は私の拙文を読んでくださっている皆さんに、お伝えしなければならないことがあります。本来であれば、きちんとした会見等の場を設け一人一人の質…

第4話 サブカルとは何かー「私」に独占インタビュー

昨今、「サブカル」という言葉をよく耳にする。 しかし多くの人にとってこれはかなり掴みにくい概念ではないだろうか。 なんとなく使ってはいるけど、人によって定義も曖昧。松村北斗がサブカルなのは分かる。でもどうして?どこが?と聞かれると困ってしま…

第3話 私はジャニオタではない

「私はジャニオタではない。」 あくまでその意識が根底にあった。 実際、初めは本当にほっくんにしか興味がなかった。もっと厳密に言うならば "ほっくんの肩" にしか。 そしてその造形に芸術的達成を見ているに過ぎなかった。あるいはそう思い込んでいたのか…

第2話 義兄という選択

私は筋金入りのヲタクだ。天高くオタク星の瞬く季節に生まれ、自らの足で立つ前から組織によってオタクとしての極意を叩き込まれたため、オタク以外の道を選ぶことは出来なかった。4歳の頃はアンパンマンの指人形を集め専用の箱に保管し、定期的に引っくり返…

第1話 保存してもうた

2011年9月30日の朝、私はトガっていた。その日のニュースは前日に発表されたSexy Zoneの結成・デビューで持ちきりだった。 勝利くんの「Sexy rose…」の囁きの直後に起こる、狂乱した女の子達の大絶叫。全身白スーツに身を包んだ年端もゆかぬ少年たち。 正直…